お恥ずかしながら、ペーパードライバーです。
免許を取って早数年。
のらりくらり過ごして気がつけば、免許を取得して以来片手で数えるほどしかハンドルを握っていません。
だって、車速いんだもん!
目がついていかないんだもん!
てな、わがままを言えばそれまでですが、ぶっちゃけもうそれが通じるような状況になくなってきたので
今日は教習所に行ってきました。
恥を知れ、恥を!
実は教習所自体は嫌いじゃないっす。
受付のお姉ちゃん優しいし、運転読本を読むのもいい暇つぶしだし。
そうこうしている間に、名前が呼ばれ教習開始。
人のよさそうな先生が、にこにこと何かを手に立っている。
…なんすか、その”練習中につき急ブレーキに注意”的な仮免表示的パネルは?
「……まさか、もう路上ですか?」
「まあ、乗んなさいよ」
…促されるままに乗るも、内心発狂寸前。
だって、ペダルを見てどっちがアクセルでどっちがブレーキだったか忘れたレベルですよ、わたくし!
「で、路上怖い?」
「怖いも何も、すっかり忘れてしまったので所内でまず練習をさせていただきたいです」
「んじゃあ、まず所内でやってから様子を見て路上行こうか」
慣れてらっしゃるワ。
まずは初心者レベルに立ち返り、シートの合わせ方、ウィンカーの出し方云々から説明をしてもらい発進。
ぐるぐる所内コースを回って、切り返しだの坂上発進とかの確認をしておよそ40分。
「じゃあ、路上行こうね。所内ばっかりだと、かえって運転できなくなるから」
デスヨネ――南無三。
薄暗くなってきたのでライトをつけて、いざ大通りへ。
ああ、この帰宅ラッシュ間際のこの時間帯にこのド素人が乗り込んでいいのだろうか?
速度制限を守っているのに次々と追い越されるこの理不尽さ!
みんな制限速度守ってよ!
通りに面したガソリンスタンドや駐車場を見るたびに緊張が走り、
交差点の右折左折の度にバイクや歩行者がいないかどうか祈り、
目の前に障害物があれば心臓が早鐘のごとく狂い打つ。
赤色信号での停車のたびに止まった呼吸に気付いて深呼吸をするという体たらく!
無事、教習所に帰ってこれたものの、この先が思いやられる始末だった。
「全体的にまあ問題はないけど、左側に寄りすぎるから、そこんとこ注意ね」
と先生からありがたいお言葉を賜って今日は終了。
紙運転がいつか神運転になるのか?(無理)
とりあえず人並みになるよう頑張りたいです。