過去の文章の引き揚げ作業をしていてふと思った。
いや、別に文章の巧緻はどうでもいいのよ。
やろうと思えばいくらでも自画自賛や卑下なんてできるのですよ。
何を思ったかというと、
「カテゴリ分け、難しくね?」
ということ。
今は案内のところに注意事項として自己レーティングがPG-12(12歳以下は読むの注意)と書いておいて、作品にもちょっと血が飛んだり、とかってところにはアイコン表示させるようにしてるんだよね。
で、そのアイコンは3種類あって
・血がでるよ+PG-12表現あるよ
・話が暗いよ+PG(略)あるよ
・その他なんかP(略)あるよ
てことを意味してる。
でも、私が今まで10年以上にわたってちまちま書いてきた文章って、
たとえば「血が出るよ」アイコンを表示させててもその描写量ってのは話によって凄い差があるんだよね。
『はちみつの色』なんかは、多分、今展示してる話の中ではかなり上位に食い込むレベルの出血量じゃなかろうか。
思わず自分で突っ込み入れたもんねえ、「マジでこれ投稿しちゃったの!?」。
正味、童話を期待していたコンテスト側の下読みの人に申し訳ないレベルです。
過去の自分に言いたい。マジ邪気眼系厨二病作品だな、これ。
いや、今でも変わってないけどね ^-^
閑話休題。
まあ、何が言いたいかっていうとそういう自主レーティングやカテゴリ分けする意味があるのかという疑問がね。
いっそのこと、エロやらグロやら書けるわけがないけど全部18禁にして、カテゴリ分け取っ払ったら気分いいだろうなという話。
よくよく考えたら、ネタ帳にそういうのがないわけじゃないし、書かないとも限らない。ヌルイけど。
となると、それを一本置いただけでアダルトサイト扱いになるのかな?
つーか、どっからがアダルティなんだろう?
山田風太郎作品が全年齢対象とは言わないけど、たとえばあの忍法帳程度のエログロは何歳以上が対象なんだろうか?
桐生操のほうが、エログロ度で言えば個人的には全年齢としては嫌なレベルだと思うけど、中高の図書室に「本当は恐ろしいグリム童話」シリーズが入ってたしな。
あれが流行った時、うちの親がプレゼントとしてくれたけど、その後に親が読んでグロさに怒り心頭、売り払ったという経歴がある。
でも山田風太郎の甲賀忍法帳は平気だったな。
まあ、ひとつのシーンで絵柄的に女人のお乳だのがずばりそのものと書かれていてもその前後の様子でアダルトか否かが分かれるのだろう。
女人のお乳つったら、TONOのコーラル―手のひらの海―なんてびしばし出てくるわけですがエロくないもんねぇ。
あと、高橋葉介の登場人物は服を着ている姿のほうがなぜか艶っぽい。なのに脱ぐと消える不思議!
肌はすごいなめらかで手触りよさそうなのにねぇ……。
訳が分からなくなってきたけど最後に。
忍法帳はとても素敵なギャグ小説だと思う。