昨日、犬の散歩に行ったら、羽化前のセミを見つけたので捕獲。
あれ、指を行く手においておくと登ってきてくれるのね。
首元まで来られないように注意しながら腕に乗せて歩いてたら、落下。
流石に死んだかと思ったが、まだ動いていたのでまた捕獲して家まで連れて帰りました。
その途中で何回か落としてしまったのが申し訳ない。
玄関の壁にとまらせて観察開始。
明るいと何時までも動くので、玄関は網戸にして外の光を取り入れて、室内の明かりは消した。
まあ、そんな簡単に羽化しないと思ったので、同業の友人に電話。
衝撃的な話を聞いて、ぎゃあぎゃあやってたら1時間ほど話してしまった。
そろそろどうなってるだろう、と玄関に行き、明かりをつけると残っていたのはセミの抜け殻…。
見損ねた! と思って天井を見るが、セミの姿はない。
そういえば、羽を乾かさないと飛べないよね、と視線を下に向けると石の土間の上にティッシュを丸めて濡らしてたたきつけたような物体があった。
―――死んだ!
少しパニックになったものの、死体の片づけに箒を使うべきか、ティッシュでつつんで土に埋めてやるべきか悩み、後者を選択。
南無阿弥陀仏を唱えながらティッシュを近づける―――が、ふと、気になったのでティッシュで扇いでみた。
ぴくりと動く、セミの尻。
そのまま扇ぎ続けると、セミの尻がリズミカルにぴっくぴっくと動きだし、扇ぐのをやめても動き続ける!!
生きてたぁああああ!!!
足も動かし始めたので、手近にあった材木の切れっぱしにつかまらせて外へ。
羽化したてのセミは白く弱弱しいぶにぶにの虫だというのには驚いた。
カメラを持って写真撮影開始。
少しずつ翅が伸びてきて、薄青がかったラインが入り驚くほどに美しい。
白い体に、黒々とした目。
セミってこんなに美しい生き物だったのか、と息をのんだ。
そっと白い体に薄茶色の模様が浮き上がってくる。
白い翅は少しずつすきとおり始め、あの葉脈に似た筋が見えてくる。
そして、セミは明るさを嫌うように体を震わせて隠れようとした。
そこで撮影は終わり。
蚊に刺されまくったのを差し引いてもいいものを見た。
とりあえず、蚊は忌避剤をまかれたらそれに従う謙虚さを身につけるといいよ。

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